
今回は知的障害を抱えている兄妹に対するお悩みです。兄のせいで私は幸せになれない。相手の両親に結婚反対されている。幸せな結婚をしたい。そんな悩みを抱えているなら、ちょっと冷静になってくださいね。お兄さんがいなくても、その結婚、本当に幸せになれますか?
知的障害の兄を持って私は結婚もできません。私って不幸ですよね?
私には知的障害を持つ兄がいる者です。
今お付き合いしている彼は兄が障害があることを知っています。
私は彼のことが好きで、将来彼と結婚したいのですが、
彼のご両親に結婚を反対されました。
彼は兄が知的障害なので介護をするのが嫌だとか思っているんでしょうか。
家族に障害のある方がいない人とは考え方も違い、
偏見も少なからずあると思いますし障害も理解し難いことだと思います。
私の回りには障害者がたくさんいてウンザリしますし
兄が障害というだけで破談されるのは本当につらいです。
知的障害は生まれつきですし、生まれる場所を選ぶことなんてできません。
普通の兄弟をもったらこんな嫌なことを考えなくていいですよね。
普通に結婚できて幸せな家庭を築けるのにって思います!
正直、兄が憎いです。
将来の不安ばかりあって、どうして私ばかりって思います。
相談しているのか愚痴を言っているのか分からなくなりました。
私はどうすればいいでしょうか。
実子さん 女性 20代
お兄さんがいなくても、健常者であっても、その結婚は本当に幸せになれるのでしょうか?
「私って不幸ですよね」って仰るけれども、もう少し冷静に考えてみませんか?
発想を転換してみるのですよ。
よく考えると、実子さんってとってもラッキーなんですよ。
だって、あともう少しで災難に巻き込まれるところだったんですからね。
あなたのお兄さんは知的障害をお持ちですが、世の中には障害だけではなく、
同性愛者に対する偏見も、その他にも多くの偏見があります。
よく純櫻☆アキトキミの元へ、ゲイやレズビアンの方々からご相談されます。
彼らは偏見が怖いと口を揃えて仰りますが、とにかく自分の価値観でしか物事考えない人が多い。
そんな人間たちに苦しまれているのを聞いて、視て、
私は世の中の悪と戦っているのだと感じます。
偏見を持っている人を全く恥ずかしいとも思わない人、
偏見を持っていることすら自覚もしていない人、
こういった人たちは非常に低レベルな人たちです。
よく、「牛は牛連れ馬は馬連れ」「似た者夫婦」「同じ羽の鳥は集まる」と言うけれども、
偏見を持っている人は偏見を持っている人と一緒にくっつくことが多いです。
こういう人たちと一緒にいると「視野が狭い」「知性の低い」人間だと思われがちです。
もし、お兄さんが障害を持っていなくて、「健常者」だとしても、
偏見を恥だと思っていない人たちのところの嫁になると、災難に見舞われたでしょうね。
酷い目に遭い、不遇の人生を歩むことになっていたのですよ。
残念な人たちの家の嫁になると、相当な苦労を強いられることは、
実子さんも想像できるでしょう。
そうやって冷静に考えれば、あなたのお兄さんはとても素晴らしい人。
何故なら、彼氏とその家族が「性根の腐った人間」かどうか教えてくれたのですからね。お兄さんには感謝するべきかもしれませんよ。
クズ人間と人生の半分以上を過ごす必要もなくなるのは、お兄さんのおかげなのです。
この世に1人だけでも、お兄さんを偏見で見ないで、
お兄さんもあなたのことも「1人の人間」として見ることができる人がいる可能性もあります。
あなたがその人にまだ出会っていないだけかもしれません。
実際に、そういった人格が優れている人がいます。
それは「職業」とか「見た目」では図ることができません。
見えるものを見るのではなくて、
見えないものを見るように勉強するのも、今の実子さんに必要な勉強です。
また結婚をすれば必ず幸せになれるわけではありません。
それに結婚しない人は不幸と思っているのでしょうね。
あなただけではなく他の人たちも結婚すれば必ず幸せって仰るのですが、
それは大きな間違いです。
何故ならば、私はよく夫婦問題のご相談も引き受けさせて頂いているのですが、
皆さん「結婚しなければ良かった」と嘆き、苦しみ、辛さを味わっていらっしゃいます。
自分の人生は結婚しなければ幸せなままだったのに・・・と、
後悔されている人も半分以上。
不倫もされたり、離婚もされたりと、親子関係の悩みだってあるのですよ。
結婚してずっとバラ色の人生っていう人のほうが少ないのです。
実子さんは結婚すれば幸せになると思っていらっしゃるご様子ですが、
結婚というのは相当な覚悟も我慢も妥協も必要。
結婚しても、一人で生きて行くにしても、どちらも苦労を強いられることになります。
それは「この世が魂の修行の場」だからです。
結婚しても苦労したり、辛いこともあったり、悲しいこともある。
ですから、「知的障害を持つお兄さんがいるから結婚ができない」というのは大違いです。
もしどうしてもお兄さんのことが嫌で嫌で仕方がないのならば、
生活費を1人で賄う必要がありますが1人暮らしをしたり、
結婚をしたいならば、「結婚生活は苦労するもの」だと理解した上で結婚して下さい。
純櫻の愛の言葉。
今回は知的障害を抱えたお兄さんに対するお悩みをご紹介いたしました。
私、純櫻は、障害を持つ方から、あるいはその親御さんたちから多くのご相談を受けます。
実は私自身も障害を抱えた身内がおります。
ですから障害を抱えた人の兄弟、親、家族の苦しみというのは痛いほど分かります。
分かるからこそ、シビアに、辛口に、鑑定をいたします。
甘やかしは一切しません。
それは、悩みを抱えているあなたのことを思っているからです。
障害を持つ人だって、好きで障害を持って生まれてきたわけでもないですし、
本人だって兄弟や親に「嫌な思いをさせている」って分かっています。
それが知的障害だったり、精神障害だったり、目が見えなかったり、耳が聞こえなくてもね。
障害を持って生まれてきたのは、本人のせいでもない。
だからこそ、家族が支え合って生きて行くことが、あなたの試練なのです。
この世は天国ではありません。
この世はあなたの魂を鍛える修行の場です。
ですから、楽な場所でもなく、辛く厳しく、
死ぬまでずっと修行をしなければなりません。
今回の実子さんの様に悩まれているとしたら、
それはあなたの試練だと思えば心が楽になります。
自分だけ悩んでいるのではなく、同じようにして苦しい思いをされていると思えばいい。
それに障害者の方を偏見の目で見るだなんてバカバカしいと思えばいいのです。
それこそ、「ろくでもない人間」だと思いつつ開き直りも必要です。
もし、障害を持つ方のご家族でお悩みならば、遠慮なくご相談下さい。
真摯に、真実をお話いたします。
今日もここまでお読み下さりまして本当にありがとうございました。
また来週お会い致しましょう。
純郁∞アキトキミの占いをお受けになられたい方、人生のお悩みをご相談されたい方は、こちらから、メール鑑定・電話鑑定・写真鑑定をお選びくださいね。何卒宜しくお願いいたしますm(__)m